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はだのばりあきのう

【肌のバリア機能】

肌のバリア機能とは、外的刺激から肌を守りバリアの役目を果たす機能のことです。

バリア機能の仕組みと働き

4つの構成要素

次の4つの要素がすべて揃うことにより、バリア機能が正常に働きます。

皮脂膜

肌の一番外側を覆う油分の薄い膜を「皮脂膜」といいます。皮脂腺から分泌される皮脂と汗腺から分泌される水分が混ざり合ってできた天然の保護膜が、外部からの刺激をふせぎ、水分の蒸発を防ぎます。健康な皮膚には適度な量の皮脂が継続的に分泌されています。

角質層

垢としてはがれ落ちる前の角質細胞が、何層にも重なり合った部分を「角質層」といい、防御膜の役割をしています。健康な皮膚の角質層は0.02~0.03mmの厚さを保っています。

天然保湿因子

角質細胞には細胞内に潤いを蓄える機能があり、これをナチュラル・モイスチャーライジング・ファクター(NMF)といいます。皮膚がつくりだす水溶性のアミノ酸、塩類などのことです。健康な角質細胞はNMFのおかげで水分を保持し、弾力のある状態を保っています。

角質細胞間脂質

角質細胞と角質細胞のすき間をうめている脂、ゼリー状の保湿液「セラミド」のことで、細胞同士をつなぎ止め、肌の弾力と潤いをキープしています。健康な表皮は豊富なセラミドが皮膚細胞間を充足し、保湿しています。

バリア機能低下の因子

肌は色々なストレスにさらされています

バリア機能が低下すると肌の抵抗力や保湿力も低下し、肌内部の水分が逃げやすくなってしまいます。肌が水分不足になると、様々なトラブルを引き起こします。かゆみや肌荒れはもちろん、放っておくと敏感肌、アレルギー肌にもなりかねません。このようなバリア機能の低下には以下のような因子が考えられます。

温度・湿度

皮膚にとって乾燥は大敵。冬は、寒さと乾燥のために皮脂の分泌量が減り、水分が失われます。

紫外線

微量な紫外線であっても繰り返し浴びていると、内部への侵入を防いで肌を守ろうとするため、肌の表面は余分な角質が滞った「角質肥厚」の状態になってしまいます。

皮膚の過度の摩擦(洗いすぎ)

洗いすぎると皮脂と一緒にバリア機能の要のセラミド(角質細胞間脂質)やNMF(天然保湿因子)も一緒に洗い流されてしまいます。

石けん、洗剤類

刺激の強い石けんや、洗濯時のすすぎ不足で衣類に残った洗剤が、肌を刺激しバリア機能を低下させます。

皮膚の傷、炎症

ケガや炎症を起こした部分から皮脂の分泌量や水分量のバランスが崩れ、皮膚のほかの部分にも影響を与えます。

ストレス、生活リズムの乱れ

過労や睡眠不足など内的な要因から新陳代謝やホルモンのバランスが崩れ、肌の状態にも影響を与えます。

加齢

加齢などによって細胞間脂質(セラミド)が減少すると、水分保持が不十分になります。お風呂の入りすぎや荒い過ぎもよくありません。

バリア機能を高める方法

健康的でみずみずしい肌へ

規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠をとり、バランスの良い食生活をおくり、ストレスをためないようにしましょう。また、日々のスキンケアを見直すことも重要です。乾燥は大敵!しっかりと肌が保湿されて潤っている状態を作ることが肌のバリア機能を高めるポイントです。保水力の高い成分が配合されているものや刺激の少ないノンアルコール処方の化粧品を使うのもおすすめです。洗濯はすすぎを十分に行い、チクチクしたり刺激のある衣類は身につけないようにしましょう。冷暖房のし過ぎにも注意し、部屋が乾燥しないように保ちましょう。